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歯の豆知識: 2018年3月アーカイブ

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こんにちは歯科衛生士の寺岡です。
3月に入り、一気に春の気配を感じる季節となりましたね
まだまだインフルエンザや風邪が流行っているようですが、クリニックのスタッフは毎日の「あいうべ体操」と栄養を整えることで、元気に楽しく働いております。

3月4日の日曜日に大阪にて、宮阪乙美先生の「食育を通して口腔機能不全予防を充実させる」というセミナーに参加してまいりました。

当院では、食生活(栄養)についての大切さをいつも念頭におき、歯科からのアプローチをしております。
今回のセミナーはそんな毎日を送る私にとってとても興味深いものであり、事前に院長から宮阪先生の著書をお借りし読んでから臨みました。

宮阪先生は、歯科衛生士・食育指導士の資格を持ち、お二人のお子様を育てながらお仕事をなさり、後進の指導やセミナー開催など幅広くご活躍されています。
まさに私の目標となる尊敬する歯科衛生士さんです。

まず、食育とはなんなのか?
「家族全員が無理せず継続できる食生活」とのことでした。
近所のスーパーで手に入る食材で、無理なくできないと継続することはできないですよね・・・
納得です。

ただし、現代では食の決定権が子供のあることが多く、子供の好きなものや手軽な加工食品がふえているようです。
確かに忙しいご両親が毎日手作りで手のこんだ食事をつくるのは「無理」がでます。
ですが、切り方や少しの工夫で食事を通して口腔機能を育てる、お口を育てる食事に変えることができるのです。

<3つのまま>
おおきいまま
ながいまま
小さいものはまき、まき

食材が大きいと、前歯で「がぶりっ」となりますよね。
その前歯の刺激が顎を育て、唇やお顔の筋肉を動かすことでお口回りも育ちます、そしてよく噛むことも促すことができます。

キャベツも、煮るとかむ回数が約80回ですが、生のままだと約160回に
なんと2倍になるそうです!

よく噛むことで、顎や筋肉を使い消化をたすけ、さらには食中毒の予防にも効果があるそうです。

次に、赤ちゃんのお口の状態から離乳食の進め方、与え方などを詳しく教えて頂きました。

食事中の姿勢もかなり重要とのこと。
皆さんも食事中は足の裏がしっかり床についていますか?お水やお茶で流し込んでいませんか?
今一度ご確認ください。

その後は、先生が普段指導されているトレーニングや私達歯科従事者が気を付けるべきポイントなどを詳しく教えて頂きました。

途中、お水を飲んだり、おせんべいを食べたりする実習がありました。
歯科衛生士として正しい咀嚼、嚥下を理解することはとても重要で、じっくりお互いの観察をし、自分の機能が正しいのかの振り返りもしました。

今回のセミナーを通して、歯科衛生士は歯だけを見るのではなく、お口に関係する呼吸や食事、嚥下、発音に関しても学び、理解することが大切であることを再確認しました

そして歯科衛生士の仕事の奥深さや、やりがいを感じることができました。

私たちは常に新しい情報を学び、皆様へ還元してまいります
美希デンタルクリニックは、赤ちゃん歯科なども取り入れておりますので、
「うちの子食べ方がなんか変」
「正しいお口に育ててあげたい」
などお感じの方は、ぜひ一度当院にお越しください。

一緒にお子さんにとって最善の方法を考え、アドバイスさせていただきます。

歯科衛生士 寺岡 明子

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