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歯の豆知識: 2018年1月アーカイブ

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こんにちは。歯科医師の信田です。
毎日とても寒いですね。皆さま、体調は大丈夫でしょうか?
 
私は年始に体調をくずしてしまい、あまりお正月をゆっくり楽しむことができませんでした。つくづく健康のありがたみを感じたお正月でした。今年も元気に頑張ってまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします!
 
今回は皆様にMEC食についての本「肉・卵・チーズで人は生まれ変わる」をご紹介したいと思います。
 
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この本を書かれたこくらクリニック院長の渡辺先生は沖縄の小さな離島で診療される中、病気にならない医療、予防医学としてMEC食を始めたそうです。
 
人が生きるのに大切な必須栄養素をとるために、必要最低限の食材で、いつでも、どこでも、だれでも食べられるものはなんだろう?と考えられ、肉・卵・チーズにたどりついたそうです。
MEC食は肉(MEAT)・卵(EGG)・チーズ(CHEESE)の頭文字をとって名付けられています。MEC食では動物性たんぱく質動物性脂肪を積極的にとります。
米食は糖質は多いのですが、圧倒的にたんぱく質と脂質が不足してしまいます。
米を中心に考えた食事では必要な栄養素を満たすためにたくさんのおかずを用意しなくてはなりません。
 
その点、MEC食は、とてもシンプルだと思います。
 
MEC食のルール①
肉200g、卵3個、チーズ120g
成人が一日に食べる基本量で、一日の必須栄養素量はほぼ満たすことができます。
唯一ビタミンCは不足しがちなので適度に野菜をプラスします。
 
MEC食のルール②
ひと口30回かむ
早食い、食べすぎを防止できます。よく噛むと唾液がたくさん出て胃腸の消化を助けてくれます。
また満腹中枢が刺激されることで、過剰な食欲が抑えられます。
脳が刺激されることで幸せホルモンのセロトニンも分泌されます。

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卵3個もとってコレステロールは大丈夫ですか?とかカロリーが多くないですか?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんね。
でも実はコレステロールは身体にとって悪者ではありません。
むしろ、必要であり、大切なものです。
2015年に厚生労働省が発表した「日本人の食事摂取基準」では、食事によるコレステロール摂取基準値の上限が撤廃されました。
 
今までの和食中心、野菜中心が良いとされてきた常識とは違うので少し戸惑ってしまうかもしれませんね。
ヘルシーと言えばカロリーが少ないという考えはもう今の常識ではないそうです。
カロリーに振り回されることなく、しっかりと必要な栄養素をとってヘルシーな体を手に入れたいですね。
MEC食は「あれを食べてはいけない。これを食べてはいけない。」の制限する食事ではなく、むしろ肉・卵・チーズを積極的に食べる食事法なので楽しく、ストレスなく続けることができます。
そしてMEC食を続けると無理に糖質制限をしなくても自然と炭水化物の量も減ってくるそうです。
私はMEC食を意識するようになってから間食もチーズ、ゆで卵、ナッツなどになり自然と糖質が減ったように思います。
ついつい糖質過多になってしまっている方は是非、MEC食を意識してみてはどうでしょうか?
クリニックでは食生活のお話や指導もさせていただいています。気になる方はご気軽に相談してくださいね。
 
歯科医師 信田麻耶
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こんにちは 
歯科衛生士の井栗です。
あけましておめでとうございます。

お正月の奈良県は気温こそ低かったですが、天気が良く清々しい新年でしたね
ですが、まだまだ寒い日が続いております。
風邪予防に『あいうべ体操』を頑張りましょう!

さて先日、今年はじめてのランチミーティングが行われました。
今回は私が初めての司会を務めさせていただきました。
初めての事で、また新年最初のミーティングでしたので、とても緊張しました。
司会デビューでドキドキしたランチミーティングの報告をさせていただきます。

①先月の業務報告
12月は、沢山の患者様にご来院していただきました。
当院で販売しているサプリメントも今月は購入してくださる方が多かったです。皆様のお口の健康はもちろん、全身の健康にも寄り添えるクリニックを今年もスタッフ一丸となって作りあげます。
わたくし自身も診療に携わり、多くの患者様と出会える機会が多く、これからも沢山の患者様とお会い出来るのを楽しみにしております。

②ヒヤリハット報告
診療中に気が付いたことまたは、改善すべき点について皆で情報共有しました。
重大なミスや事故を防ぐために、ヒヤッとした事やハッとした事を共有することはとても大切なことですので、必ず報告をする機会を設けています。

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③そして今月は、ゲストの講師をお招きし、院内セミナーが行われました。
今回は、サプリの開発と製造をされている企業様より『栄養学セミナー』を行っていただきました。

私達のクリニックでは、最近ビタミンや鉄などのサプリメントを患者様に提案しております。
提案する、販売するにあたってもちろん勉強をしておりましたが改めて、サプリメントの会社の方から学ぶということでとても楽しみにしておりました。

冒頭、歯科でなぜサプリメントを扱うのかについて お話してくださいました。

まず、歯が失われる本数が増えると自然に食べるものが柔らかいものやすぐにエネルギーになるものになり、糖分が多くなってゆき、他の栄養素の摂取が少なくなっていきます。
そうすることで、更にお口の中の環境が悪くなっていってしまいます。

私達の身体はもちろん、歯も全ては私達が摂取した食べ物でできています。
しっかりとしたバランスの良い栄養をとるためにも歯を大切にし、また逆に歯を大切にするためにも様々な栄養を摂取していかなければならないということでした。

次に、私達の周りに沢山ある加工食品について のお話がありました。
私達の生活にも便利な加工食品、レトルトの食品や、チルドの食品。
味もとても美味しくて、最近では野菜などが多く入ったヘルシー思考の食品もスーパーなどで見かけます。
そういった食品の具材などは一度水煮(ブランチング)という加工をされているそうです。
水煮という工程をすることで、野菜などのミネラルがほとんど溶出してしまうそうです。
そして旨味がなくなった野菜は、化学調味料で補うそうです。
その話を聞いて、スタッフ全員が驚愕しました。
私も思わず目を見開いて聞いておりました。

便利な加工食品や安い外食は、3つの問題があるそうです。

①微生栄養素が欠乏している
②添加物が原因でミネラルの吸収が妨げられる
③塩分や糖分、脂肪の過剰摂取になる

ビタミンは、相互に働きあっていて私達の健康を保ってくれています。
バランスが大きく崩れると風邪や大きな病気をしてしまう可能性があるそうです。
ですから、やはりバランスの良い食事が1番だそうです。

そして、歯科に必要な栄養素についても教えていただきました。

歯ぐきのコラーゲンは、『葉酸』、『ビタミンB6』、『ビタミンC』等
は、『カルシウム』、『マグネシウム』、『ビタミンB』など
歯ぐきの血管、粘膜は、『亜鉛』、『ベータカロテン』、『ビタミンE』など

ある程度私も知っていたと思っていたのですが沢山のビタミンやミネラルからできているのだと、改めて学ぶことができました。
私達の身体は、ビタミン、ミネラルなどの栄養素でできているのです。

最後に、サプリメントを患者様にお伝えするためにどういったアプローチをしていけばいいのかというアドバイスもしてくださりました。
患者様もスタッフもお互いに苦痛にならないアプローチを心がけていきたいと思いました。

今回の院内セミナーは、改めてビタミンやミネラルなどの栄養素がいかに私達の身体に大切なのか理解することができました。
患者様のお話をお聞きして、どのような食事をされているのか、その食事からどのような栄養素が不足しているのか、また、それらを食事で補うのかサプリで補うのかを一緒に考えて一緒に健康そして、健口になっていきたいと思っております。

今月もこのような良い学びを得られたミーティングに感謝したいです。

歯科衛生士 井栗あゆな
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