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歯の豆知識: 2015年5月アーカイブ

こんにちは。衛生士の濱崎です。
蒸し蒸しとした暑さが続きますが皆様はいかがお過ごしでしょうか。

★FullSizeRender.jpgjjjjj.jpgさて、私は今回少し前からテレビでも紹介される程流行している「オイルプリング」について調べてみました。

私が、このオイルプリングを知ったきっかけはテレビではなく当院の衛生士パートさんである春名さんとの会話の中で初めて知りました。

このオイルプリングとは元々ドイツの自然療法らしいのですが、一体どのようなものなのか簡単に説明したいと思います。

1、舌の汚れをとる。
2、大さじ一杯のココナッツオイルを口に含む。
3、口内全体にオイルを広げる。
4、ゆっくり口内全体にブクブクをする。
ゆっくりブクブクする事により唾液を出す。
5、唾液でオイルが薄まったところでブクブクを全体的にまんべんなく行う。
6、約10分間のブクブクをする。
7、10分後ティッシュにオイルを吐き出す。

ココナッツオイルでたったこの作業を行う事によりどんなメリットがあるのか?

それは、
1、口内から毒素を排出。
ブクブクをする事により唾液が分泌し、デトックス効果に繋がる。
2、口臭予防。
オイルプリングをする事により口の中の菌を殺菌してくれる。
3、歯が白くなり、ツルツルになる。
ココナッツオイルには殺菌能力があり、むし歯予防、さらにオイルは歯根管まで浸透する為、歯周病対策にもなる。
4、口内炎が治る。
オイルプリングする事により、口内の環境が整う。
5、ブクブクの動きで、ほうれい線が消える。

hcoiscosahi.jpgいい事ばかりですね。
ですが、よーくネットで調べてみると、医学的根拠は無いと発表している先生方もいらっしゃいます。
ある先生はオイルプリングでのむし歯や歯周病予防について調べたそうです。
歯の表面には分厚く張り付いた「バイオフィルム」と呼ばれる色々な細菌同士が化学的に強固に結合した細菌膜の内側に潜んでいます。
むし歯菌が歯の表面にくっついている訳ではありません。
ですからうがいをするだけで、むし歯や歯周病予防にはならないとしています。
言うならお風呂のバスタブに付着するザラザラ、ヌメヌメしたあの汚れがバイオフィルムです。
あれも細菌膜の一種で、よくお風呂用洗剤のCMで「擦らずにピカピカ!」とかありますけど、実際はよくスポンジで擦って洗わないと、洗剤をかけるだけではきれいにならないですよね?あれと一緒でして歯磨きしないで消毒薬でうがいだけをしても、虫歯菌は撲滅できないと発表していらっしゃいました。

これ以外にも調べてみるとこのオイルプリングは賛否両論がたくさんありました。
衛生士である私もこれがいいのか悪いのか、はっきりと調べる事が出来ませんでしたが、私の結論は「ブクブクの動きをする事により、口の周りの筋肉が鍛えられるという事は納得出来るが、やはり正しいのかく分からないケアをするよりは、きちんと定期的に歯科医院に行ってプロによるケア、そして、歯を白くしたいのであれば、きちんと歯科医師に口の中を見てもらえる歯科医院でのホワイトニングをする事が1番良い」と思いました。

今はネット社会ですので、あらゆる情報がすぐに入手できます。
正しいのかよく分からない口腔ケア、そして間違ったホワイトニングをする前にまずは歯科医院へ足を運ばれる事をオススメ致します。

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当院では、むし歯・歯周病予防、そしてホワイトニング、その他口の周りの筋肉の鍛え方、歯並びを良くする為の姿勢トレーニング、その他、患者様一人一人に合う正しい治療法を見つけ出せるよう院長始め、スタッフ全員が日々勉強しておりますので、お悩みの方はぜひ一度当院へ足をお運び下さいませ。お待ちしております。

衛生士 濱崎美帆
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こんにちは☆スマイルクリエーターの窪田です。
今月の読書感想文は私が担当させていただきます。
さて、突然ではございますが、皆様赤ちゃんを胎内に迎え入れるまでに準備しておくべきこととして何を思い浮かべますでしょうか。
現在不妊症の増加や低出生体重児の出生率増加が社会問題としても取り上げられておりますが、それらの原因の一つとして、私たちが婦人科の知識に乏しいということが考えられます。
妊娠には準備が必要なのです。

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今回ご紹介させていただく本には、各分野の専門家たちが集う予防医療チームLuvtelli(ラブテリ)が手掛けた、【産むための身体づくり】について知っておくべきことがぎっしり詰まっています☆

その中でも私が着目したのは、もちろん【デンタルケア】についてです☆
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日本は諸外国に比べて定期検診の受診率がぐんと下がります。
歯医者は歯が痛くなってから行く場所、そう思っておられる方がまだまだ多い証ですね。
しかし、実は口腔環境は生活習慣病の引き金になるだけでなく、流産や早産、低出生体重児と赤ちゃんの健康にも大きく影響しているのです!!
私たちは皆、口の中にたくさんの菌を抱えています。
その数なんと数にして約1億個!!(*_*)
そして何よりも気を付けたいのが【歯周病】です。

現在15歳以上の3人に1人は歯周病患者だといわれています。
甘いもの大好きでも歯磨きは適当(あるいはうまく磨けない)なんてことが起こると、歯の表面にべったりと歯垢がつきます。
その細菌が繁殖して歯周病になることも|д゜)
歯周病を引き起こす細菌が口から身体の中へ入り、炎症から生じる物質が増加してしまうと、子宮の収縮を早め、早産のリスクをなんと5倍にまで上昇させてしまうのです!
また、血液中に入った歯周病菌が胎児に影響を及ぼして低出生児が生まれることも。

このように赤ちゃんの健康を守るためには、まず口腔環境を整えることが大切なのです。

歯周病や虫歯チェックのためにも、日頃から定期的に歯医者に行く習慣を身につけましょう(∩´∀`)∩

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この本にはその他様々な項目について書かれており、どれも「ふむふむ」と納得ができ、尚且つ日々の生活の中ですぐに見直すことが出来ることも多いので是非一度手に取ってみてください☆
母親のみならず父親に対するメッセージも沢山書かれているので、これから赤ちゃんを迎え入れたいと考えられている方や、知識を身につけておきたい方、どなたにもお勧めの1冊です。

スマイルクリエーター 窪田伶香
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