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虫歯予防について: 2016年5月アーカイブ

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こんにちは。衛生士の濱崎です。
皆様ゴールデンウィークはいかがお過ごしでしたか?
当院では、ゲストの方々から潮干狩りや海外旅行等、たくさんの楽しいお話を聞かせて頂ける事が出来ました。
かくいう私は今年初のサーフィンに行って来ました(^_^)

 

伊勢志摩サミット前でしたので、全国から集まった警察官や刑事さんがあちこちにいて驚きました。I56MG_8881.jpg事前警備にも関わらず、彼らが山奥まで徹底的に巡回している姿を頼もしく感じる事が出来ました。

さて、今回はあるお子様の患者様の話をしたいと思います。
私が担当させて頂いているそのお子様は元々歯医者嫌いだったにも関わらず、今ではたくさん楽しい会話をし、治療にも積極的に取り組んでくれるようになりました。
あれだけ入室するのも嫌がっていたのが嘘のように今では毎月、お母様と一緒に笑顔で来院し、私や院長が何も言わなくても自分からチェアーに座ってくれる姿を見ると、いつも「衛生士になって良かったな、どうかこの先、虫歯で痛い思いをしなければいいな」と思います。

そのお子様と接しながら、「歯医者が苦手な子どもたちは何が原因なのだろう?どうすれば歯医者嫌いな子ども達が恐怖心なく、笑顔で通ってくれるようになるだろう?」と思い、少し勉強してみましたので皆様にもお伝えしたいと思います。

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まず、子ども 達が歯医者を嫌いになってしまう理由は、医科、歯科にかかわらず病院と呼ばれる施設の独特な匂いや音からの「怖い所」という連想が最初に挙げられます。
その独特の雰囲気と匂いから何をされるか分からない、痛い事をされるかもしれないという恐怖心が歯医者をどんどん苦手にしてしまっています。

そこで親御様へお願いしたい事があります。
決して怖い所、痛い事をされる所と言わないであげて下さい。
そして「ちょっと見てもらうだけ」等の嘘もつかないであげて下さい。

肝心なのは少し辛抱すれば後で大きな喜びが待っていることを伝えることです。
基本的に当院では押さえつけての治療はしませんが、虫歯を治療をしなければ歯を失ってしまう事になり、歯並びが悪くなってしまったり、さらに痛い思いをする事となりますので、大きい虫歯の場合は泣いている隙にでも塗布出来る治療薬を詰めます。

治療が終わった後はすぐに親御様に抱っこしてもらったり褒めてあげる事を大切にしていますが、そのような子に親御様が「ちょっと見てもらうだけ」と言ってしまうと、親御様が嘘つきになってしまい、子ども自身も歯医者はやっぱり怖い所だと思ってしまいます。
当院で歯医者嫌いを克服したお子様のお母様はいつも「大丈夫、痛くないよ。歯医者さんにお薬詰めてもらおうね」と怒るわけではなく、優しくお子様に伝え続け、治療が終わるときちんと褒めてあげて下さっていたので、子ども達も歯医者嫌いを克服出来たのかもしれません。

あとは、やはり歯科医院側です。
「信頼関係」があ れば子ども達も恐怖心なく治療を受けてくれます。

当院では、3歳までは泣いて当たり前だと思っております。いくら泣いてもそれが当たり前です。
泣いてしまうから...等と、気になる所があるけれども歯医者に連れて行けないとお悩みの親御様は是非当院へ連れて来てあげて下さい。
虫歯があっても、出来るだけお子様への負担を少なく治療を行い、今後虫歯が進行しない為にも食生活改善のご提案をさせて頂いております。

4~5歳のお子様は「なぜ歯医者に来ているのか」をきちんと説明をさせて頂いております。
治療中は必ず手鏡を持ってもらったり、痛くない機械を使う事をお子様に見てもらい、お子様へきちんと伝えながら治療をさせて頂いております。

5歳からは、治療の説明だけでなく、泣かずに治療が出来た場合や、きちんと歯医者に来てくれた事をたくさん褒めています。
また、当院では完全個室という事もあり、治療だけでなく、お話をする時間も大切にしています。
歯医者独特な音を軽減する為にも、音の小さい機械を使用しております。

歯医者嫌いなお子様は、なにより「お子様に合った医院を選ぶ事」が1番大切です。

是非お子様に合った歯科医院を選んであげて下さい。

衛生士 濱崎 美帆

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その他、参考ブログ

虫歯リスクの検査~歯の健康のために~

そして、お子様の定期健診の時などに、虫歯予防の指標となるRDテスト(唾液テスト)を無料で行っております。
今回は、その「RDテスト」についてお話させていただきます。

健康で快適な食生活を送るためには、生涯を通じて丈夫な歯を持ち続けることが大切ですよね(^-^)

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口の中の清潔さや歯の周りの歯垢、唾液の汚れが虫歯発生に大きく影響します。特に気をつけないといけないのは、虫歯をつくる原因菌です。
この菌の活動性や数を調べることが出来るのがRDテストです。
今回は、当院に丸3年通っていただいてるMちゃん、Jくん、お母様にご了承を得て、お写真を撮らせて頂きました。
その写真とともに、ご説明させていただきます。

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①付属のスポイトを使い、唾液を一定量取ります。
②レサズリンという指示薬が付いた特別なシールに唾液を落とします。
③シールは暖かい場所(人肌で温めるために、二の腕)に貼っておきます。

従来、菌の活動性を調べる場合には、24~72時間もの培養を必要としますが、RDテストは15分と短い検査で調べる事ができます。
ですので、クリーニングを始める前に①~③を行っておいて、クリーニング終了後、シールをはがして結果をみます。

④虫歯菌の数によって、
青色(Lowリスク)→青紫色(Midiumリスク)→赤紫色(Highリスク)と変色します。
信号で言う「青」→信号で言う「黄」→信号で言う「赤」

この変色の程度によってお口の中の衛生状態を的確に知ることができます。

クリニックに来て頂いているお子様は、良い結果なら現状維持を、少し残念な結果なら頑張っておやつを減らすなど、工夫してくださるので、とてもいい指標になっていると実感できます。
たとえHighリスクだったとしても、食事・間食の見直しプラスキシリトールガムやタブレットの摂取をおすすめし、お口の中の環境改善に取り組みます。
その方にあった虫歯予防方法を一緒に考え、ご提案させていただいております。

歯の健康のために、小さい時からの定期検診はとても大切です。
こちらに通って頂いている方や、まだ来られたことがない方、RDテストにご興味ある方などは、是非一言かけてくださいo(^▽^)o
一緒に、虫歯ゼロを目指しましょう!!
 
今回、ご協力いただいたMちゃん、Jくんありがとう♪
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皆様こんにちは。衛生士の伊東です。
風薫る5月に入りましたね。
ゴールデンウィークは楽しまれましたでしょうか?
連休が続くと、食生活やお口のホームケアなども普段とは変わってしまうことが多いので、ちょっとした変化やトラブルを感じられた方もいらっしゃるかもしれませんね...。
というわけで、今回は日々のホームケアでお使いになる歯磨剤とフロスについて書かせていただきたいと思います。

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皆様は歯磨きの際に歯磨剤(歯磨き剤)はお使いですか?
患者様からもよく「歯磨き粉は使ったほうがいいですか?」とか、「どんな歯磨き剤がいいのですか?」などといったご質問があります。
歯磨き剤はあくまでも歯磨きの補助的な役割を担っているだけなので、良い食生活と正しい歯磨きができている方には強いて必要のないものではあります。
しかし、そういった方々は実際のところはごく少数でありますので、歯磨剤を使用したほうが良い場合が多いというのが現状でしょうね。

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当院では、ペリオバスター(液体歯みがき)をおすすめさせていただいておりますが、こちらは誰のお口の中にも存在するカビを除菌することで、カビを温床として増殖するその他の細菌を減らすことを目的としています。

歯磨きの目的=口腔内の細菌を取り除くことですので、そういった意味でもペリオバスターは有効だと考えています。
ヒノキやヨモギなどの天然成分だけで作られていることも人気の理由です。

その他の歯磨剤については、市販でも多種多様なものがありますので、それぞれのメリットとデメリットを知った上で目的に合わせた使い方をしていけるといいですね。

一般的な歯磨剤の多くは練歯磨剤(ペースト状)ですが、フォーム(泡)タイプや液体タイプのほうが、より分散性が高く、口腔内のすみずみまで素早くいき渡りやすいようです。
以下にそれぞれの形状別特徴をまとめてみます。

○メリットについて
<フォーム(泡)タイプ>
  ・少量で使用できる
  ・フッ化物イオンの吸着速度が上がるため、むし歯予防効果が高まる。

<液体タイプ>
  ・歯磨剤にて洗口後に歯磨きするので、歯間部のプラーク除去に効果的。
   ・災害時など、水が使えない時に便利。

×デメリットについて
  泡タイプ、液体タイプ共に研磨剤が入っていないため、外来性の色素沈着を起こしやすい。
 → 色素沈着を抑制するためには、鼻呼吸をして口腔内の乾燥を防ぎ、ソニッケア(電動
   歯ブラシ)を使用するとよいですね。

また、それぞれの商品によって虫歯予防に適しているもの、歯周病予防を目的としているもの、知覚過敏用やホワイニング効果を期待するものなどもありますので、ご自身の目的に合ったものを選びましょう。

ちなみに、私は朝昼晩で歯磨剤を変えています。
こういった工夫をすると、歯磨きも楽しくなり、ホームケアのモチベーションが上がるかもしれませんので良かったらお試しくださいね。

次にフロス(糸ようじ)についてですが、こちらもたくさんのご質問をいただきます(^-^;
「フロスはしたほうがいいですか?」


・・・ はい!もちろんしてくださいね!
歯ブラシだけでは60%程度しか清掃できないと言われています。
歯と歯の間はフロスや歯間ブラシを使わないとプラークを除去しきれないのです。
歯間ブラシが入る隙間がある部位は歯間ブラシを通し、歯と歯が接触していて隙間がない部位にはフロスを通しましょう♪

フロスにもまた、様々な種類があります。

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<糸巻き型>
持ち手部分のホルダーがなく、糸を好きな長さに切って指に巻き付けて使います。 

・ノンワックスタイプ
→ワックスタイプに比べて摩擦抵抗が高いため、プラーク除去効果が高い。

・ワックスタイプ
→糸がワックスで固められているので歯間に挿入しやすく、フロスがほつれにくい。
 初めての方には使いやすく、被せ物などの段差に引っかかりやすい方にも向いています。

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<ホルダー型フロス>
主にY字型とF字型に分かれ、持ち手がついているので操作が簡単です。
・Y字型
 → 奥歯に適した形状ですが、前歯にも簡単に通せますし、F字型よりも全体的に通しやすいのでおすすめです。
 洗って乾燥させることで糸がほつれてくるまで繰り返し使うことができるので経済的です。 
・F字型
 → 前歯に適した形で、奥歯にはかなり使いづらいです。
他にも、ブリッジの清掃に適した特殊なフロスや、唾液の水分を吸収してスポンジ状に広がるエクスパンドタイプ、テープタイプのフロスなどもあります。
フロスを正しく使いこなすためには色々なコツもありますので、フロスが苦手な方、使い方に自信がない方はいつでもお声がけくださいね。

歯ブラシ以外の補助的な清掃器具もうまく取り入れながら、毎日のホームケアのレベルアップを目指していきましょう

衛生士 伊東奈美

↓下イラストは、絵の上手な当院スタッフ太渕が描いたものです。非常にわかりやすいイラストですよね♪

 

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