歯並びと食事の最近のブログ記事

12月に入り気温も低くなり、冬らしいキンとした空気を感じるようになってまいりましたね。
さて先日、大阪で開催されました日本床矯正研究会主催の、床矯正セミナー(ベーシックコース)に参加して参りましたので、報告させていただきます(*^-^*)
新型コロナウイルスが未だ猛威を振るう中、理事長兼講師である花田真也先生も開催するかどうかを非常に悩まれたようですが、消毒やマスクを徹底したり、予定していた部屋の2倍の部屋を確保し、ソーシャルディスタンスをしっかり確保するなどの対策を行って頂き、参加者が安心して受講できるようにしてくださったことに感謝いたします。
現在、日本の12歳児の虫歯の平均本数は1本以下と言われ、虫歯はどんどん減っています。
とあるデータでは、6割の親は子供の歯並びを気にしているのに、実際に矯正治療を受けているのはなんと7%しかいないそうです。
しかし、一般のかかりつけ医が、床矯正で初期のうちに治療すれば、短期間で安く治療できるのです!
一般的な矯正治療は歯を動かして歯並びを整えますが、床矯正では写真のような装置を使って、顎の骨の成長が止まる前に少しずつ顎の幅を広げていき、歯並びを正しい方向にガイドすることで、自然な歯列にすることが出来るます。

顎が小さいと歯を抜いてスペースを作らなければいけません。
床矯正は成長期のお子様の歯並び改善を目的とした治療方法なので、6歳〜11歳くらいに治療を始めるのが望ましいです。
1.顎の発育不足が40%
歯列が狭い→叢生
2.口に関する悪い癖が40%
口ポカン、唇噛み、頬杖、顎押し、泣き癖、指しゃぶり、爪噛みなど...
3.歯の位置の異常、先欠、過剰が20%
床矯正研究会ではこの1と2の原因を取り除き、歯並びをよくすることを目標としていますが、上記で説明したような、装置を使うメカニカルな治療はあくまで補助的なものと考えています。
1番大事なのは、バイオファンクショナルセラピー(生物学的機能療法)だと花田先生はおっしゃいました!
当院でも取り組んでいる、『食事の指導』、『姿勢の指導』、『あいうべ体操』、『ひろのば体操』、『チューブトレーニング』などなどはすべてこのバイオファンクショナルセラピーの一環です。
このブログを読み床矯正にご興味をもたれましたら、当院では50分の無料相談を行っておりますので、お気軽にお電話(0120-08-0461)でご予約下さいませ♪
今一度、お子様の歯と健康について私たちと一緒に考えてみませんか?
スマイルクリエーター 鈴木真由美

今年の10月は、消費税が10%になったり、強い台風の影響で広い範囲で被害が出たり、ラグビーW杯で日本は大盛り上がりしたり、天皇陛下が即位を宣言する即位礼正殿の儀が行われたりと色んな出来事がありましたね。
1ヶ月が、あっという間に感じられました。
奈良でも雨が続いたり、晴れた日が少なく、気温差も大きい1ヶ月でしたが、皆様はこの1ヶ月どうお過ごしでしたか?
色んなことがありましたが、美希デンタルクリニックでは今月もランチミーティングが開かれましたのでご報告いたします
①月例報告
前回のランチミーティングでも検討しました電動ブラシ、ご購入頂いたゲストの方から♪電動ブラシで磨くと歯はツルツルになる♪ハグキの状態もあっという間に良くなっていく♪なのでクリーニングの回数が減る♪定期検診に来ても院長に褒められて終わるので嬉しいです♪とお喜びの声を沢山頂いております
もし今、手で磨いてる。電動ブラシだけどよくわからないまま使っている。という方、ぜひ定期検診にお越し下さい
定期検診時のクリーニングの時に電動ブラシの良さを色々と分かりやすくご説明させて頂きます!
それ以外でもお口の中で気になることがある方はぜひ一度定期検診にお越しください。
②作成資料の報告
次に院長と寺岡さんより作成して頂いた資料の発表をして頂きました。
★虫歯リスク(唾液の質)判定
当院では、小学生までのお子様に唾液の検査をして、虫歯のなりやすさを無料でお調べしておりますが、今回新たに資料ができ、皆様にも虫歯になりやすさをお伝えできるようになりました。
自分はサラサラきれいな唾液なのか?それとも、きれいに磨いているつもりでも実はドロドロの虫歯になりやすい唾液?
自分の唾液の質が知りたい!という方はぜひ一度 検診を受けてみてください
★筋機能矯正装置(マウスピース)が入れられない原因は?
当院では、小学生くらいのお子様に就寝時マウスピースをはめることで歯並びを綺麗にする自力矯正((筋機能矯正装置・T4K・マイオブレース・パナシールド・プレオルソ・ムーシールド)を行なっています。
中には、そのマウスピースがはめられないお子様がいらっしゃいます。
主な原因は『鼻づまり』です!
その鼻づまりの原因は、
1. 乳製品の摂り過ぎ
2. 糖質の摂り過ぎ
3. 栄養素(特に、ビタミンD)の不足 です。
通常であれば、耳鼻科に行ってお薬をもらって治すというのが一般的ですが、
当院ではお薬を極力使わずに鼻づまりを治すために【分子栄養学】を取り入れております。
※耳鼻科の薬を飲んでも鼻づまりが治らないお子様も【分子栄養学】を取り入れることで、9割以上が完治しております。
※成人女性の8割が ビタミンD不足
学校法人慈恵大学のホームページより
http://www.jikei.ac.jp/hospital/kashiwa/sinryo/40_02w7.html
歯科であれば、お食事や栄養を見直すことでお口の中のトラブルが改善されますが、身体の色んな不調も同時に改善されます。
鼻づまりがその改善する一つです。
今回、作成して頂いた資料でそのことが詳しく書かれており、とても分かりやすい内容に仕上がっています。
デザインも院長が考えられたもので素敵なんですよ
今回このような資料を時間をかけて作成して頂き、我々スタッフにもゲストの皆様にも分かりやすい資料でとてもありがたいです!
これからの診療に活かせる情報交換、、またクリニックの状態、スタッフ同士の意見交換など、充実したランチミーティングになりました。
この場を設けて頂いたことに感謝したいです。
歯科衛生士 井上優那
少し前ですが、4月14日(日)京都で、子どもの咬合を考える会 第23回 特別講演会に衛生士の寺岡と参加してまいりました。
この日はあいにくの雨でしたが、会場には多くの方が参加され、北は北海道から南は九州までと遠方からの参加者も多くおられました。
講師は歯学博士でポール矯正歯科センター所長の各務 肇先生です。
70を超えるご年齢でしたが、なんとお一人で6時間もの講演をされました。
とてもパワフルな方で講演中は、時間が経つのも忘れてしまわれるほどで、途中に設けられている休憩でさえも「まだ話したいことがあるのに...」と言い、しぶしぶ休憩をとるといった具合でした。
前半の講演は、不正咬合が及ぼす悪影響や咬合と鼻呼吸の重要性をお話しされました。
各務先生は独自の矯正法をされますがベースは床矯正と一緒の様で、歯列のアーチを拡げ歯を並べていく方法です。
特に下の顎の歯列のアーチが広いことがとても大事で、下の歯列のアーチが狭いということは舌のお部屋が狭い、舌のお部屋が狭いということは舌の行き場がないということです。
そうなると行き場がなくなった舌は後ろ(喉の方向)に逃げていくのだそうです。
舌が喉の方へ行くと起こるのが口呼吸です。
口呼吸はアトピー、インフルエンザなど色々な病気の元になります。
歯列を拡げて舌のお部屋を広くすると口呼吸が改善されます。
加えて、咬合(噛みあわせ)が悪いと様々な不定愁訴につながるので、噛みあわせがとても重要だとお話しされていました。
当院でも歯列の並びと口呼吸と舌の正常な機能のためのトレーニングの重要さは患者様にお伝えしており、力を入れている部分ですので、今回深く学ぶことができて嬉しかったです。
お昼の休憩には、豪華なお弁当と飲み物が用意されていました^^

寺岡さんが食べる前に写真におさめてくれました。
後半の講演は、症例を用いてのお話でした。
どれも非抜歯矯正では難しそうなケースも先生独自の拡大装置と床装置とブラケットの矯正で見事に歯を並べられていて、最終の写真を見ると噛みあわせも綺麗に噛んだ状態になって素晴らしかったです。
当院でも床矯正を始め、違う方法でも非抜歯矯正を行っており、最終の咬合の状態は当院の院長と似ている部分もありました。
講演は先生の沢山の知識と経験に基づきとても理論的なお話で興味深いものでした。
独自の鋭い考え方で色々なことを学ぶことができました。
今後の診療で、矯正されている方やの知識や口呼吸や歯の機能への理解が深まったので活かしていきたいと思いました。
衛生士 井上優那

ゴールデンウィークはいかがおすごしでしたか?
私は院長と一緒にコアキッズ体操のセミナー(子供のための体幹トレーニングセミナー)に行ってきました。
歯科なのに体操??
と思われるかと思いますが、とても深く関係しているのです


美希デンタルクリニックでは、多くのお子様方にきていただいています。
そして特に矯正治療をしている患者様には姿勢や呼吸のトレーニングを受けて頂いています。
なぜなら日々の姿勢は歯並びに大きく関係しているからです。
トレーニングをしているなかで、口や舌のトレーニングだけではなく、身体の中心、「コア」の部分がとても重要なのではないかと思うようになり、そこで院長から紹介していただいたコアを鍛える体操のセミナーに参加して勉強することになりました。
今回の講師の先生は日本コアコンディショニング協会の掘上智生先生です。
人気のある先生で、すぐに予約が埋まってしまうため、かなり前から申し込みをし、当日楽しみに向かいました

セミナーの最初に、先生から「前屈してみてください」といわれ、いきなり私の苦手な前屈


普段の運動不足のせいか、指はまったく床につきません。
そのあと隣の人とじゃんけんをし、勝っても負けても「やったー!!」と大声を出す
そのあと前屈すると・・・・
なんてことでしょうw(゜o゜)w
なんと指がべったり床につくようになりました


びっくりです


大声をだすだけで、こんなにも変化するとは

広い意味でのコアとは体幹といわれるところ「胴体」のことで、ここでのコアとは身体の深部にあり腹腔壁を構成する筋群の事とのこと。
なんだか漠然と「腹筋??」と思っていましたが、さらにその奥の筋肉のことのようです。
大声を出すことでその奥の筋肉(インナーユニット)が動き、指がつくようになったのです。
なんだかすごい


そのあと、赤ちゃんが生まれてから歩くまでの発達の13段階について学習し、いかに1つ1つの段階が大事であるか改めて理解しました。
わが子のことを思い出し、後悔したり、安心したりしながら聞いていました。
今の子供の住環境は狭いマンションの部屋の事が多く、寝返りから立つまでのプロセスが早く、ハイハイや高這いといった期間がショートカットされたり短くなったりするため、その時期に発達しなければいけない機能が育たず、大きくなってから影響が出てしまうそうです。
そのあとはいよいよ「コアキッズ体操」の実践です。
この体操は、発育発達の過程に沿った体操で、良好な姿勢と安定した体を作ることができる体操です。
転がったり、ハイハイしたりと簡単な動きではありますが、真剣にやるとあちこち痛くなります。
3人組でお互い指導やフィードバックしながら覚えていきます。
これがなかなか難しい・・・
よりわかりやすく伝えるためには、どうしたらいいのか?
子供達に伝えるためには、どのような言葉を選ぶとよいのか?
真剣に考えながら、取り組みました。
先生を囲み飲みながら、参加者の皆さんと楽しく交流を深めセミナーの締めへ。
講師の掘上先生はお話が面白く、セミナーのなかでは聞ききれなかったお話がたくさん聞けて、とても楽しかったです!
いままでは歯科関係のセミナーがほとんどでしたが、違う分野の方たちと交流でき、新たな発見や歯科につながるお話、または歯科からの発信もでき、とても刺激を受けることができました。
今回のセミナーを受講し、身体のコアや足、足裏などがとても大切で、歯並びにも深く関係していることをあらためて感じました。
そして赤ちゃんの頃の発達の一つひとつの意味と重要性を感じました。
美希デンタルクリニックでは、トータルで考えていくクリニックです。
ただ歯を並べるだけでなく、呼吸や姿勢などお子様の健やかな成長をサポートしていきたいと考えています。
良い歯並びは0歳から!(マイナス2歳からがベストです。)
赤ちゃんからの指導(赤ちゃん歯科)もしておりますので、是非一度ご相談くださいませ。
初めての方には30分~50分の無料相談を設けておりますので、お気軽にご連絡ください。
歯科衛生士 寺岡明子
子どもたちみんなが子どもの歯(乳歯)から大人の歯(永久歯)へ生え変わる時に理想的な歯並びになれば良いのですがなかなかきれいに並ばないことも多いと思います。
ステージ3:上下切歯交換期(6~9歳頃)
なぜならこのステージ3の後に交換期を迎える側方歯群では、それまで並んでいる乳歯(C、D、E)よりも新たに萌出してくる永久歯(3、4、5)のほうが歯冠幅径が小さいために、排列に余裕があるからです。この余裕は「リーウェイスペース」として知られています。そのため、それ以前の段階(つまりステージ3)で4前歯がきれいに排列していれば、その状態がそのまま維持されることが多いのです。
ステージ4:側方歯交換期(9~12歳頃)
ステージ5:第二大臼歯萌出期(11~13歳頃)
早期矯正治療の必要性について ~床矯正治療から八重歯矯正~
https://www.miki-dental.info/miki-dental-staff-voice/2017/01/post-1040.html







当院では妊婦さんや小さいお子様の食育指導をはじめ、歯育て講座、姿勢のトレーニングも行っております。(25分 3000円+税)
お子様の正しい口腔機能及び口腔そのものを育てていくためにも全身にも目を向けてサポートしていきたいと考えております。
今回、私は床矯正のベーシックコースに参加しました。
クリニックで矯正に関わるにあたって1番大切なセミナーだと、私は思っておりましたので楽しみにしつつ参加させていただきました。
これまでクリニックで矯正に関わることが多く、床矯正からブラケット等に関わってきましたが、しっかりとした知識に乏しく、不安な要素を持ちつつ診療に携わっていました。
もちろん、直接院長や先輩方の指導の中では臨床でしか知りえないこともたくさんありました。
それでも理論的な事は資料や書籍も読んでいたとはいえ、知識不足否めなかったからこそこのセミナーを待ちわびていたのです。
根本的に「床矯正とは」ということについて、また、床矯正をしていく上での注意するところ等を、改めて知識として理解することができる機会に参加することができて本当に嬉しかったです。
まず、最初に予防歯科とは何かから始まり、そこから歯並び論に発展し、最後に臨床の楽しさがあるという内容でした。
『なぜ?』ということを絶えず考えて患者さんと一緒に問題を解決していくことは、矯正治療だけでなく、日常の診療において、非常に大切だということを知りました。
矯正治療については、まず、2種類あり自分で正しく成長し、自分の力で治るバイオセラピーとメカニカルな矯正治療があり、「自分自身の力で治す」それこそが本来の治療で、床矯正やブラケットといった装置はあくまでも補助的なものということを知り、自分の考えが変わりました。
治療=装置、という考えが昔からあったので「だから、クリニックでは様々なトレーニング方法をお伝えして、ご自身の力で治してもらおうとしているんだ」と今更ですが、理解することができました。
単に床矯正をつけて治していくのではなく、そこにトレーニングや食育などが合さって初めてちゃんとした矯正治療といえるのだと思いました。
そして、床矯正を始めていく上でいつから始めたらいいのか、なぜ犬歯が生え変わる前(9才まで)に、第二次成長期までに終わらせるといいのか、あやふやだったのですが、そのことも理解することができました。
他にも、トレーニングに使う道具も名前は知っているけれどもどうやって実際使っているのだろう、と気になっていたものも詳しく説明してくださったので、トレーニングに入っていなくても「こういうのが、ありますよ」と患者さんに伝えていけたらいいなと思いました。
「床矯正治療は、私たち医療スタッフだけが必死になるものではなく、主役は患者さん、子どもたち自身です」という言葉がこのセミナーの本題だと思いました。
綺麗なよいお口の中になっていけるように、モチベーションの上げ方も含め、自分たちはどういったサポートをしていったらいいのかをこれから実践の場で患者様に寄り添いながら気づき、学んでいきたいと思いました。
今回は、とても充実したセミナーに参加することができて本当に嬉しかったです。
参加を勧めてくださった院長とスタッフみなさまに感謝いたします。
さて、当院では矯正治療の無料相談(50分)を随時おこなっております。
お子様やご自身の歯並びに不安や悩みをお持ちの方は遠慮なくご連絡頂けますようお願い致します。
歯科衛生士 井栗 あゆな

気温の振り幅が大きいため、皆様体調管理には気をつけてくださいませ。
私は、変わらず元気にしています。
スマイルクリエーターの太渕です。
台風という悪天候にも関わらず、たくさんの方が参加され盛大なセミナーでした。
当院でも床矯正に取り組みはじめかなり経ち、根付いてきたこともあり、私自身の知識もようやくセミナーに追い付くようになりました。
毎日、床矯正のカウンセリングや治療に携わらせて頂いいるため、症例検討会の内容が理解でき、非常に楽しかったです。
後半は福岡県にあります、はなだ歯科クリニックの花田真也院長より「歯科医院に保育園を併設した理由」についてお話してくださりました。
歯並びは理由があって悪くなります。
一才半の健診では遅いため、赤ちゃんの時期からアプローチしたいと花田先生は考え、「よし! 保育園作っちゃおう!」と歯科医院に併設したそうです。
首が座るまでに必要な姿勢や抱っこの仕方の講座を開き、基本姿勢を守る事から口腔の悪い癖が付かないように指導している そうです。
正しい呼吸・姿勢・嚥下・食べ方を最初から獲得すれば、矯正治療は必要なくなるのでは?という、花田先生の思いから開催されている講座だと感じました。
当院でも口腔内の悪習癖や、身体の悪い癖を改善するためにトレーニングを行っていますが、なかなか赤ちゃんから親子で行う環境が万全とは言えません。
「保育園」という環境から歯科の目線で、健康の財産になる歯並びを獲得できる花田先生の取り組みは、とても素晴らしく興味いっぱいの内容でした。
日本各地から参加されていたと思いますし、症例検討会をしてくださった床矯正研究会主幹の鈴木設矢先生も、花田先生も台風の影響で帰路が危ぶまれるため、足早にセミナーが進み解散となりましたが、その中で分かりやすく丁寧にセミナーを開催してくださり、本当にありがたく思いました。
日々自分たちがしている事の確かめや、新しい発見がたくさんあり、有意義な1日になりました。
参加させて頂いた院長にも、本当に感謝です。
当院に来てくださるお子様やお母様に、学んだ知識をお伝えできるよう日々精進していきます。
どんな些細な事でも構いませんので、お子様のお口の事を相談してくださいね。
全力でお手伝い致します!
スマイルクリエータ 太渕亜弥
こんにちは。歯科医師の信田です。
9月に入り一気に涼しくなりましたね。
今年は残暑が厳しいのかと思っていましたが、早い秋の到来に心躍っております。
ナシやりんご、サツマイモといった私の好きな食材が多くなる季節なので食べ過ぎないよう気をつけたいと思います笑。
では今月のランチミーティングについてご報告させていただきます。
①先月の業務報告
8月のクリニックの状態についての報告がありました。
夏休み期間ということもありたくさんのお子様に定期健診にきていただきました。
ありがとうございました!
定期健診の際にはお口の中のチェックだけでなく、食についてのお話も加えていけるようにみんなで話し合いました。
②院長より
西田亙先生の『歯科医院に知ってほしい糖尿病のこと』の本と『糖質制限でうつが治った方の漫画』を紹介していただきました。
③勉強会
信田よりネコの会の勉強会の続きを行いました。
元NHKディレクターの北折一先生によるプレゼンテーションを行うにあたってのべからず(してはいけない)をランキング形式で発表させていただきました。
話し手があれこれ一方的にお話するのではなく、聞き手がひきつけられるようなモード、もっと聞きたい!知りたい!と感動させるようなプレゼンについてお話させていただきました。
今回はランチミーティングが終わってから、院内セミナーが行われました。
歯科医師であり食事療法&栄養療法研究家の久野淳先生に名古屋からわざわざお越しいただいて、『歯科医療従事者として、知っておきたい栄養学~栄養と歯科疾患&全身疾患との関わり~』と題してセミナーを行っていただきました。
久野淳先生はとても若々しくて、失礼ながらも私と同年代のように見えたので本当にびっくりしてしまいました。
先生の生き生きとした立ち居振る舞いにスタッフ一同感動いたしました。
まずは、食育においての栄養学(三大栄養素・ビタミン・ミネラル)についてお話してくださいました。
皆様は、三大栄養素はご存知でしょうか?
タンパク質・脂質・糖質の三つを言います。
その中で私たちの身体の中で最も大切な栄養素はタンパク質だそうです。
体重の約60%は水分ですが残りの固形分のうち約60~70%はタンパク質でできていて、私たちの皮膚や骨、筋肉、ホルモンや抗体までもタンパク質でできているのです。
私たちが知らず知らずにとりすぎていると言われる糖質はエネルギー源にしかならないそうです。
タンパク質の一日の必要量は体重1㎏あたり約1.0~1.5g程度で体重50㎏の人なら約50~75g必要です。
私の場合、これだけのタンパク質をとれているのか?というと残念ながらとれていないと思います。
やはり糖質が多く、カロリー的には足りても栄養素的には足りていない食事をしているのだと改めて気づかされました。
タンパク質を多く含む食材は、肉類・魚介・卵・大豆製品・乳製品などがあります。
中でも卵はタンパク質が効率よくとれる食材で1個当たり6.5gもとれるそうです。
昔は卵は1日1個までと言われた時代もありましたが、卵はタンパク質をとるのにおすすめの食材です。
もちろん大切なのはタンパク質だけではありません。
脂質も身体のエネルギー源や細胞膜や脳神経組織をつくる材料になり大切です。
なんとなく、マーガリン、スナック菓子、インスタント食品の油は良くないんだろうなーというあいまいな知識しかなかったのですが、脂質にもいろいろ種類があることを教えていただきました。
牛脂(ヘット)や豚脂(ラード)、バター、ココナッツオイルなどの飽和脂肪酸やオレイン酸(オリーブオイル)は安心して適量とって良いそうです。
逆にオメガ6系脂肪酸であるリノール酸(サラダ油系)はアレルギー、炎症を促進させてしまう可能性があり控えたほうが良いとのことでした。
リノール酸はスナック菓子やドレッシング、マヨネーズにも使われているので私たちが知らないうちに摂取してしまっているので気を付けなくてはいけないと思います。
また身体に良いと言われているEPAやDHAといった魚の油も抽出した状態ではなく、新鮮な魚として食べるのが良いそうです。
脂質の選択だけでなくとり方も大切だと教えていただきました。
そして三大栄養素だけでなく、ビタミン、ミネラル(鉄、亜鉛、マグネシウム、カルシウム)といった栄養素も健康維持に相互に関与していて、何か足りなかったり、偏った食事をしていくと身体がうまく機能していかなくなってしまいます。
バランスの良い食事を心がけていきたいと思います。
★今日から私たちが始められることとして、
・インスリンをなるべく出させないようにするために、なるべく糖質や糖類を控える食事を実践する
・甘いものはすべてダメという糖質制限的な考え方ではなく、重要な栄養素(タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル)を積極的にとり、糖質をコントロールした食生活を心がけていく
・糖質は麻薬やアルコールやタバコと同じように中毒性があるものと理解して、意識してコントロールする
・正しい食生活を継続していくために、食生活以外の生活習慣を整えながら十分睡眠をとり、できるだけストレスフリーを心がけること
を先生は教えてくださいました。
いきなりあれもこれもダメではなく、まずは自分の普段の食事に関心をもって学んでいくことが大切なことだと思いました。
最後には各栄養素がとれる食材や先生おすすめの煮卵やオムレツのレシピ・サプリメントについても教えてただきました。
久しぶりの院内セミナーだったのですが、興味深い内容が盛りだくさんだったので、スタッフ一同前のめりになって聞かせていただきました。
途中のブレイクタイムにはなんと久野先生が前日に作ってくださったスノーボールクッキーをみんなにプレゼントしてくださいました。
クッキーをいただきながらのほっこりした楽しい時間もあり、あっという間の3時間でした。
セミナーが終わってからのランチタイム中もスタッフからの質問が次から次へと出てきて止まることがありませんでした。
お弁当を食べながらなのにもかかわらず、全ての質問に笑顔で丁寧に答えてくださった久野先生、本当にありがとうございました。
まだまだ勉強不足のところもたくさんありますが、今回のセミナーで早速自分自身の食生活の改善にも結び付けていくこともできましたし、自分でもこれから学ぶべきことに気づくことができました。
私たちの身体は毎日口にする食べ物でできています。
毎日健康で、心豊かな生活を送っていくためにも、考えて食べる力をこれからもしっかり身につけたいと思います。
そしてまた患者様にもわかりやすくお伝えしていけたらと思います。
歯科医師 信田麻耶

まだ4月というのに全国各地で夏日となる日もちらほら、熱中症になる方も多いみたいですので皆様水分補給はしっかりと、体調管理にお努めくださいね☆
さて、今回は近年危惧されている子どもの味覚についてお話しさせて頂ければと思います。
子育てをされているお母さま方、お子様の好き嫌いに悩まれている方も多いのではないでしょうか。
とある大学で子どもの味覚について研究を行ったところ、実に3割を超える子どもが味覚に何らかの問題を抱えていることが判明いたしました。
味覚を認識できなかった子どもの多くは野菜を食べる機会が少ない、ファストフードやスナック菓子を好む、ジュースを水分として摂取している等、日常的に味の濃いものを選択して口にしており、それらが味覚低下の原因であると考えられています。
では、味覚が低下すると何が問題なのでしょうか。
味の濃いものでないと食べたという満足感を得ることが出来なくなってしまうと、小学生であっても糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかる恐れがあります。

また、味を楽しむことが出来ない=食事が楽しくないことから流し込むように食べてしまう、質より量を取ることで肥満になるといった傾向もみられます。
子どもの味覚は生後すぐが一番優れていると言われ、成長とともに鈍くなっていきます。
子どもたちが味覚に優れ、健康に過ごすにはご家庭での食生活が要となります。
子どもの好き嫌いを親が決めてはいけません。
「これはよく食べてくれるから」と同じ食材を頻繁に出すことは、子どもの偏食の原因となってしまいます。
幼少期の食生活で大切なのは、多くの素材を経験し、素材本来の味や調理法での味の違いを知ることです。
出来るだけ多くの種類の素材を口にして、嫌いなものも調理法や形を変えるなどして繰り返し出してみましょう。

特に3歳までの味覚が確立するまでは、味の濃いソースやケチャップ、マヨネーズといった類は素材の味を消してしまう恐れがある為極力避けましょう。
カツオや昆布でだしをとったうま味を効かせた料理は、塩分が少なくてもしっかりと美味しさを感じることが出来るのでお勧めです。
うま味を感じることが出来る味覚を育てれば濃い味付けは不要となります。
しかし、どんなに美味しくて健康的な食事でも一人ぼっちで食べると美味しさは半減してしまいます。

家族全員の味覚や食事環境を見直すきっかけになれば幸いです。
皆様の食卓に笑顔が溢れますように(o^―^o)
スマイルクリエーター 窪田伶香