皆様こんにちは。歯科助手の佐藤です。
新年を迎えもう1月があわただしく過ぎようとしています...
厳しい寒さが続いていますが、皆様お身体お変わりございませんか?
今回私は、娘が八重歯矯正をするにあたり、
いかに早い段階で床矯正治療をスタートさせる事が大切であったかをお話しさせていただきたいと思います。
~ 床矯正治療から八重歯矯正 ~皆様は八重歯についてどのようなイメージをおもちですか?
日本では"八重歯=カワイイ"や八重歯はチャームポイントと思われる方が多くいるそうで、そのチャーミングさに魅力を感じて"付け八重歯"を施す方もいるそうです...
八重歯をカワイイと魅力を感じるのは日本人独自の文化だと言われています。
海外では"八重歯=ドラキュラ"という悪魔のイメージが連想され忌み嫌われているそうです。
その為八重歯を矯正するのが一般的だと言われています。
さて私事のお話になりますが、私の娘は当院で八重歯の矯正をしていただきました。
八重歯というと、他の歯と歯の隙間から上に飛び出して生えている歯というイメージが私の中であったので、八重歯になっていたらすぐに気づくものだと思っていたのですが、娘の八重歯は歯茎の上の方に生えていたので、口を開けて笑った時も、他の歯は見えていても、その歯だけは見えなかったので八重歯の存在に全く気づく事ができませんでした。
また娘も歯茎の上の部分に口内炎がよく出来ていたそうで、娘自身そこにあるのが歯だとは思っていなかったようです...
当院に健診に来た時に八重歯が発覚し矯正していただく事になりました。
娘は、八重歯が発覚する前に当院で出っ歯を床矯正治療でキレイに治していただいたので八重歯になってしまってとてもショックでした。
院長に診ていただいた際、犬歯は他の歯よりも後に生えてくるので、正しい位置に生えるスペースがなくなってしまう事で、外側に押し出されて八重歯になってしまう事が多いと教えていただきました。
今回娘の場合、床矯正治療後に八重歯になってしまった事は、防ぎようがなく事故のようなもの(神様のイタズラ)で仕方がなかった事だと...
ただ、早い段階で見つかった事と奥歯の乳歯が抜けかけていた事、そして何より早い段階で床矯正治療をして顎のスペースを拡大していた事が八重歯矯正をするうえ、治療がスムーズに進み非抜歯で治療できたことに繋がり、早期に床矯正治療をスタートさせ、治療を終了させていた事が大切であったかを知りました。
床矯正治療では、床矯正装置を使用し子どもの成長を利用して顎を広げて、スペースを確保し歯を動かしそして、当院で舌のトレーニング、姿勢トレーニングをして態癖を治していきながら、歯並びをキレイにしていただきました。
床矯正終了後には、筋機能矯正装置(T4K)子ども矯正用マウスピース(就寝時のみ)を使用して歯や顎、顔の正常な発育を促す為に、舌や唇、頬などを含む口腔周囲筋を鍛え、さらにキレイな歯並び、そして矯正後の後戻り防止の為に今も毎晩使用しています。
もし出っ歯と八重歯を同時に治療となっていた場合、顎も狭くスペースの確保が難しい為、八重歯を元の位置に戻すのは非常に難しく、抜歯矯正になっていた可能性が高かかった...
と院長に言われました。
キレイな歯列にする為に、健康な歯を抜くことは、全身からみた健康は損なわれやすく、全体に噛む力が落ちたり、噛み合わせも悪くなってくる事もあるそうで、抜歯する事のデメッリトは大きいと言われています。
先に床矯正治療で、顎を広げてスペースの確保をしていた事がいかに大事であったかを娘の床矯正治療を通して、また八重歯の矯正治療をスタートさせるにあたり気づかされました。
娘の八重歯はブラケット矯正で治していただきました。
歯の表面に透明で目立たないブラケットという装置を歯1本、1本に付けて、そこにワイヤーを通して引っ張り、力を加え歯を動かして八重歯を元の位置に戻す方法です。
人によって歯が動くスピードが違うそうで、骨が軟らかい10代の方が歯が動きやすい為、治療期間も短く、痛みも少ないそうです。
娘は11歳でしたので治療するにはベストな時期だと言われました。
治療期間も早くて半年、長くても1年できれいな歯列になると言っていただき、娘も私も短期間で治療が終わる事に驚きました。
娘はブラケットにかなり抵抗があったようですが、
当院では出来るだけ目立たないように透明のブラケット+白色ワイヤーを採用しているため、そのおかげでお友達にもあまり気づかれなかったようです。
ブラケットを付けた日から翌日にかけて少し痛みがあったようです。
日が経つごとにあれだけ上に生えていた犬歯が、徐々に下に下りてきているのが目に見えてわかりました。
日々娘と凄いね!凄いね!の言葉しか出てきませんでした。
ブラケットを付けて約1ヶ月で、笑った時に犬歯が見えるぐらい(歯の真ん中あたり)までに下りていました。
歯はこれだけ早いスピードで移動していくものなのだととても驚きました。
4ヶ月経った頃には、歯は正しい位置にピッタリに収まっていて、きれいな歯列になっていたので娘と2人で感動してしまいました。
治療開始から7ヶ月、ブラケットを外して頂きました。
ブラケットを外す際院長が、
ブラケット自体歯にかかる力はそこまで強くはなくて、(実際ブラケットは歯から簡単に外れました)それでも歯はここまで移動してくる。
頬杖をついたりする日常の態癖(悪い癖)により歯にかかる力は、ブラケット矯正で加わる力の数倍~数十倍の強さがあるから、日頃の癖によって歯は簡単に動いてしまう。
癖を直すのはなかなか難しいけれど、日頃から意識する習慣を身につける事が大切だとおっしゃっていました。
態癖が歯に与える影響がいかに大きいのかを、娘の歯を通して学ばせていただいた事に感謝しております。
ブラケットを外してもらった娘は、きれいな歯並び・咬み合わせになった事にとても喜んでいました。
そして食後の歯磨きがしやすくなった事にも感動していました。
結果として娘の治療は床矯正と八重歯治療を2段階に分かれてする事にはなりましたが、それぞれの治療期間はとても短く済み、そのため治療費も安く済みました。
娘にとって負担もかなり少なくいい事ずくめでした。
これらを火事で例えると、小火(ボヤ)のうちに消火してしまえば被害は少ないですが、小火を放置すると大火となり、それを鎮火するにはかなりの時間と労力が必要になります。
お子様の歯並びを気にしていながらも、対処せず見過ごしているご両親もいらっしゃるかもしれません...
床矯正は小さいうちから歯や顎の成長に合わせて進めていくと効果的で、9歳までに治療をおえることが理想的だと言われています。
遅くとも10歳、犬歯が生えてしまう前に始める事が大切です。
犬歯が生えてしまうと前歯だけでなく、奥歯も治療しなければならないため、矯正治療に要する時間も費用も増えてしまいます。
お子様の歯並びがおかしいと思った時が治療開始時期なのです。
早期の治療開始が治療を簡単にし、子どもの負担もそして、費用も少なくてすみます。
早期発見、早期治療により短期間で治療が終わり、高額な治療費をかけなくとも歯並びは良くなり、正しいキレイな顔に成長させることが可能なのです。
「まだ、大丈夫かな?」と思うのではなく、「もしかしたら...」と少しでも口腔内・歯並びで気になる所があれば、歯科医院でご相談してみて下さい。
※当院では、無料で矯正治療相談、治療費用の見積もりを行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
(フリーダイヤル 0120-08-0461)
ぜひ無料相談のご予約をおとりください。
~八重歯の見た目の善し悪しは別といたしまして、八重歯のデメリットについて~
1.歯磨きのしにくさ。
八重歯は歯列の前側に出ている為、隣接する歯との間に段差が生じます。
この段差部分に、食べ物が詰まりやすく、スムーズに歯磨きする事が出来ないので、磨き残しが多くなりがちです。
2.虫歯や歯周病になりやすい
歯磨きがしにくいということは、虫歯や歯周病にかかりやすくなってしまいます。
3.口臭がきになる
歯磨きがしにくい為、八重歯周辺の磨き残しが原因で虫歯や歯周病になった場合、口臭を悪化させてしまうといわれています。
4.口腔内に傷がつきやすい
八重歯は歯列の外側にはみ出していて、形状も尖っているので口腔内に傷がつきやすく、口内炎を起こしてしまうことがあるそうです。
八重歯は将来、虫歯や歯周病のリスクも高まると言われていますので、八重歯は治しておいた方がいいのではないでしょうか...
佐藤美布子
※当院では、無料で矯正治療相談、治療費用の見積もりを行っておりますので、お気軽にご相談下さい。
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