成人矯正と小児矯正について

こんにちは。
奈良市の矯正歯科、審美歯科で多くの患者さまにご来院いただいている【美希デンタルクリニック】です。
今回のコラムでは、成人矯正と小児矯正の違いや矯正器具についてお話しさせていただきます。矯正治療に関して、お悩みの方は是非ご参考にしてください。

 

【目次】
1・成人矯正について
2・成人矯正のメリット
3・成人矯正の器具について
4・小児矯正について
5・小児矯正のメリット
6・小児矯正の器具について
7・不正咬合の種類
8・まとめ

 

~1・成人矯正について~

お子さまのうちに矯正治療を開始するのが普通だとお考えの方も多いのではないでしょうか?
大人になっても、「歯並びが気になって笑えない、、、」「かみ合わせが悪く顎が痛い、、、」等、様々なストレスを抱える場合がございます。
矯正治療は大人になってから始める事も可能で、全身の健康を考えて成人矯正をご検討される方が大変増えています。

 

~2・成人矯正のメリット~

成人矯正は何歳からでもスタート出来ますが、歯並びが良くなることで多くのメリットが生まれます。
奇麗な歯並びになる事で、前向きな気持ちで自信を持って笑うことが出来るのはもちろん、普段の歯磨きがしやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが軽減し、口臭が改善も期待出来ます。
また、正しい歯並びは体幹が整い胸を張った美しい姿勢に導かれるといったメリットもあります。

 

~3・成人矯正の器具について~

矯正器具といえば、「目立ってしまう」といったイメージをお持ちの方も多くいらっしゃいますが、近年目立ちにくい矯正器具が多く出てきています。
従来かの針金を巻く方法である金属ブラケットは多くの歯並びやかみ合わせの異常に対応していますが、取り外しが出来ず痛みが出たり、歯みがきがしにくいといったデメリットや何よりも見た目の問題もあります。
患者様にとって大きな「見た目」の問題を軽減させたもので、審美矯正として透明で目立たない審美ブラケットと、歯の色に近いホワイトワイヤーを用いたものがあります。
従来のブラケットに比べて、非常に審美性が高く矯正器具が目立ちにくいといったメリットが特徴です。
その他に、「インビザライン」や「クリアライナー」といったマウスピース矯正を選択される患者様が大変増えており、より目立たない事を考えた矯正治療が進んでいます。

 

※インビザラインとは、米国のアライン・テクノロジー社により開発された最新のマウスピース型矯正装置です。独自の3次元画像技術とCAD/CAM技術により治療完了までの計画に基づき、カスタムオーダーされる歯列矯正システムで
※クリアライナーとは、インビザラインと同じく、透明のマウスピース型装置で、他人から見えにくく、自分で取り外すことも出来る装置です。

 

~4・小児矯正について~

小児矯正とは、言葉の通りお子さまのタイミングで開始する矯正治療です。
小児矯正にはⅠ期治療・Ⅱ期治療というものがあり、それぞれの治療開始の目安があります。
Ⅰ期治療は、乳児から永久歯に生えかわる、幼稚園の年長から小学校の低学年の時期に開始し、お子さまの顎は発育の途中で顎の骨も柔らかく健康な歯を抜くリスクも低いので、成長の過程を考慮しながら矯正治療を進めていきます。
Ⅱ期治療は永久歯が生え揃って体や顎の成長が落ち着いたタイミングである12歳頃に始める事が多いです。
顎の正しい成長を促すⅠ期治療とは違い、成人矯正と同じようにワイヤーを使って歯並びを整えていきます。

 

~5・小児矯正のメリット~

お子さまの内から矯正治療を始める事で、正しいかみ合わせや口呼吸の改善へ早期に導く事が出来ます。
また健康な歯を抜かずに矯正治療を進められることが多く、一生を考えた時にメリットが非常に大きいです。

 

~6・小児矯正の器具について~

小児矯正で「床矯正治療」というものがあります。
床矯正とは取り外しが可能な装置で、歯を抜くことや痛みを感じる事もほとんどなく歯並びが治療出来ます。
装置の取り外しが出来るので、歯磨きや装置のお手入れが容易で口腔内を衛生的に保つことが出来ますが、お子さま自身で装置が外せてしまうので治療の継続性には保護者の方にも根気強くご協力頂く事が必要になります。
床矯正は早期に開始する事で、お子さまの成長を生かしながら自然な歯並びを作れますので幼稚園の年長~小学校低学年のタイミングでまずは診察を受けて頂く事が重要です。
床矯正以外にも、お口周りの筋肉を鍛えて正しくないかみ合わせを治す治療法もあります。
取り外しが出来るマウスピース型の筋機能矯正装置(T4K・マイオブレイス)を使って、お子様の歯が乳歯から永久歯へと生え変わる時期(混合歯列期)にお子様への負担も出来るだけ少なく治療を進めます。

 

~7・不正咬合の種類~

どのような状態が「悪い歯並び」なのでしょうか?
このような状態の方は一度歯科医院を受診していただいて、矯正治療が必要なのかを判断されては如何でしょうか。

 

【反対咬合】
一般的には「受け口」という言い方になりますが、下の歯(下の顎)が上の歯や顎より間に出ている状態です。

【上顎前突】
上の歯が斜め前に出ている状態、一般的には出っ歯の状態です。
口腔内が乾燥しやすく、むし歯や歯周病のリスクも上がります。

【過蓋咬合】
かみ合わせが深い状態で、歯ぐきを傷つけてしまったり、歯がすり減ってしまう可能性があります。

【叢生】
ガタガタの歯並びの状態です。
見た目の問題だけではなく、歯磨きがしにくくなって、むし歯や歯周病のリスクが高くなります。

【開咬】
奥歯を閉じた時に、上下の前歯に隙間がある状態です。
遺伝だけではなく、指しゃぶり等の悪癖も原因と考えられます。

 

~8・まとめ~

歯並びが正しくないと、むし歯や歯周病のリスクといった口腔内のトラブルだけではなく、全身の健康に影響が出てしまいます。
正しく美しい歯並びは健康的な笑顔にもつながり、日々の生活にも活気が出てくるでしょう。
美希デンタルクリニックでは、小児矯正や成人矯正だけではなく、セラミックを使った審美治療やホワイトニングも行っており、美しさと健康を追求しています。
近鉄奈良線の「学園前駅」からバスで15分、西登美ヶ丘4丁目バス停で下車して頂くと、道路の向かい側に当院はございます。
また、近鉄けいはんな線では「学研北生駒駅」よりバスで5分になります。
もちろん、お車の場合も無料駐車場がございますので安心してご来院ください。

 

歯並びのお悩み、口腔内全体のお悩み、気になる事がございましたらお気軽にご相談ください。