美希デンタルクリニック
歯並び

美希デンタルクリニック様 お子さまの歯並びを見直しましょう

良い歯並びとは?
●きれいな歯並び

歯並びがガタガタなど、「見た目が悪い」イコール「矯正治療が必要」だと思ってはいませんか?
良い歯並びとは、単に「歯並びがきれい」だけではありません。見た目がいくらきれいでも、上下の歯がしっかりとかみ合っていない場合は、矯正治療が必要です。
このように、歯並びが凸凹で不揃いだったり、上下の歯がしっかりとかみ合わず治療が必要な状態を、「不正咬合」と言います。

歯並び歯並び
「不正咬合」
●不正咬合を放置しておくと……

見た目が悪く、しっかりとかみ合わない不正咬合を放置しておくと、次のような問題につながります。

食べ物をよく噛み砕けない
しっかりとかみ合わないと、食べ物を噛み砕き、すりつぶすことができません。そのため消化吸収が悪くなり、胃腸に負担をかけてしまいます。
歯周病やむし歯になりやすい
歯並びが凸凹になっていると、隅々まできれいに磨きづらくなります。そのため、食べかすや歯垢が残りやすく、歯周病やむし歯のリスクが高まります。
口臭を引き起こす
磨き残しから、お口の中の細菌が残りやすくなり、口臭の原因になります。
正しい発音ができなくなる
息がもれてしまい、サ行などの発音がしにくくなることがあります。
奥歯をなくすリスクが高まる
前歯で食べ物を噛み切れないこともあります。その場合は、奥歯の負担が増えるため、将来的に奥歯を失う可能性が高まります。
顎関節症になりやすくなる
かみ合わせが悪いと、噛むたびに顎の関節に負担がかかり、将来的に顎関節症になりやすくなります。

このように、歯並びはお口の中はもちろん、全身の健康にも影響を及ぼします。
お子さまの将来のために、歯科医院で定期的に歯並びをチェックしてもらうとともに、歯並びが悪くならないように生活習慣などを見直すことが大切です。

歯並びが悪くなる原因とは?

悪い歯並びの原因は、「骨格」「歯」「機能」の3つに分けられます。 同じような歯並びでも、原因は患者さまお一人お一人で異なります。 お子さまの歯並びが悪い場合、なぜその歯並びになったのか原因を調べて突き止めることで、適切な矯正装置を選ぶことができ、悪いクセを治すことで、矯正治療後の後戻りも防ぐことにつながります。当院でも治療に入る前に、お子さまの不正咬合の原因をしっかりと調べています。 では、まずは、不正咬合の3つの原因について詳しくお話しします。

●歯並びの3つの原因

「骨格」とは、上顎と下顎の大きさや位置のことです。たとえば、顎の骨が生まれつき小さく、普通の大きさの永久歯がきれいに並びきれないために歯並びが凸凹になるようなケースです。
「歯」とは、上下の歯の傾きや大きさです。上の前歯が大きく前に傾いているために、出っ歯になるようなケースです。
「機能」とは、歯がバランスよくかみ合っていないために、実際に噛んだ時に下顎がズレてしまう状態です。生まれつきかみ合わないこともあれば、上下の顎がバランスよく成長しなかったために、かみ合わせがズレているケースなどもあります。

●お子さまならではの原因とは?

歯は、わずかな力でも長期にかけ続けることで、物理的に少しずつ動きます。特にお子さまの場合は、お口や舌の癖(口腔習癖)や口呼吸、生活習慣が不正咬合を引き起こすことがあります。

お口や舌の癖
「下唇をお口の内側に巻き込んで吸う癖」があると、「出っ歯(上顎前突)」になりやすくなります。反対に、「上唇を巻き込んで吸う癖」は、下の前歯が上の前歯よりも前に出ている「反対咬合」につながります。
「指しゃぶり」で上下の前歯で指を噛んでいると、奥歯がかみ合っても、上下の前歯がかみ合わずにすき間ができる「開咬」になりやすくなります。
また「舌を前に突き出す癖」も、「出っ歯(上顎前突)」や「開咬」のリスクが高まります。
口呼吸
鼻が悪いなどの理由から、鼻呼吸が苦手で口呼吸ばかりしていると、唇をしっかりと閉じにくくなります。そのことが、「出っ歯(上顎前突)」や「開咬」にもつながります。
生活習慣
小さな頃から軟らかいものばかり食べていると、歯をあまり使わないので刺激が少なく、顎の骨も成長しにくくなります。そのため、永久歯がきれいに並ぶスペースができず、歯並びが凸凹になるケースが増えています。
まだうまく噛めない幼児の頃は、無理して硬いものを食べる必要はありませんが、軟らかい食べ物だけでなく噛みごたえのある食べ物も意識して食べさせることがおすすめです。
また、右側や左側など同じ歯ばかりで噛んでいても、お口の周りの筋肉のバランスが崩れ、不正咬合の原因となります。
お子さまならではの原因
お子さまの年齢ごとの矯正治療

お子さまの矯正治療は、歯の生え替わりの時期や成長などを考慮しながら行っていきます。
当院ではお子さまの年齢ごとに、主に次のような治療方法をご提案しています。

●乳歯列期(永久歯に生え替わり始める前の5~6歳)

マウスピース型矯正装置「筋機能矯正装置(T4K・マイオブレイス)」を主に使用します。毎日、起きている時の1時間と就寝中につけていただき、定期的にご来院いただきます。

●永久歯が上下合計で8本以下の時期(6~9歳)

顎の成長を促して永久歯が並ぶスペースを確保するための「床矯正装置」や、マウスピース型矯正装置「筋機能矯正装置(T4K・マイオブレイス)」を使用していただきます。定期的にご来院いただき、お口の状態を確認しながら治療を進めていきます。

●すべての永久歯が生え揃う直前の時期(10~12歳)

「床矯正装置」やマウスピース型矯正装置「筋機能矯正装置(T4K)」に追加して、歯にブラケットを取りつけてワイヤーを通す「マルチブラケット矯正」を行い、歯並びやかみ合わせの仕上げをします。