皆さんこんにちは。
美希デンタルクリニックです。

 
お子さんの矯正では、「なるべくなら永久歯を抜きたくない」「外科手術は避けたい」と思いますよね。
子どもの頃から矯正を始めると、お得なポイントがたくさんあります。

 
今回は、小さい頃から矯正を始めることによって得られるメリットや、矯正の進め方について紹介します。

子どもの矯正のメリット①「治療費用が抑えられる」

子どもの頃に矯正治療を始めるメリットの1つは、「大人になってから矯正治療を始めるよりも治療費用を抑えられる」ということです。

子どもの矯正治療では、顎の骨の成長を利用することができます。
そのため抜歯や手術といった大掛かりな治療をしなくて済み、治療費用を抑えることができ、体への負担も減らすことができます。

子どもの矯正のメリット②「永久歯を抜かない矯正」

大切なお子さんの天然歯ですから、できることなら1本も抜歯しないで矯正できるといいですよね。

大人の矯正では一般的に、小臼歯を抜いて歯を動かすためのスペースをつくる処置が行われます。
ところが子どもの矯正では、歯を抜かずに、これからの成長を利用して歯並びを正しい位置に誘導する矯正が可能です。

永久歯を抜歯せずに矯正できる可能性が、格段にアップするのです。

症状によって個人差がありますので、抜歯の方がメリットが大きい場合もあります。それでも、小さい頃から矯正プランを立てられるほうが、メリットが多い方法を選択できます。
小児歯科での矯正相談は、なるべくお子さんが小さい頃から始めるのがおすすめです。

子どもの矯正のメリット③「顎や顔のバランスを整える」

顎や顔の成長を診て、バランスが整うようコントロールしながら治療を行えるのも、発育中の子どもの矯正ならではのメリットです。

上顎か下顎のどちらかだけが極端に発達した状態（たとえば極端な出っ歯やしゃくれなど）になると、歯列矯正では治療が難しいケースが多く、そうなると外科手術で骨の一部を切除しなければなりません。

もし、小さいお子さんにその兆候があれば、これから正常に発育するよう促していく矯正を行います。外科手術の回避を目指した治療を行えるのです。

成長期の子どもであるからこそ可能な矯正治療方法といえます。

子どもの歯列矯正のやり方とは？

まずは床矯正といって、歯並びのU字型アーチの内側から力を掛け、歯がキレイに並ぶスペースを確保する矯正から始めます。

この段階が終われば、ワイヤーやマウスピースの矯正装置を使い、歯並びの細かいところまでキレイに整えていきます。

4歳～12歳くらいの間に床矯正をきちんと行えば、その後、ワイヤーなどを歯の表面につける矯正期間の短縮が可能です。

まとめ

お子さんの矯正治療のメリットは、「治療費用を抑えられる」「永久歯を抜かずに済む」「顎や顔のバランスを整えられる」です。

なお、お子さんお一人お一人の歯やお口の状態によって、適切な治療方法は異なります。
詳しくは実際に検査・診断の際にご相談ください。ご一緒にお口の状態などを見定め、いいタイミングで治療を進めていきましょう。

お子さんの歯並びやお口に関することでお悩みがございましたら、遠慮なくご相談くださいね。