皆さんこんにちは。
 
奈良市の美希デンタルクリニックです。
 
 
「歯並びは気になるけど、できれば歯は抜きたくないなぁ」……そう思われる方もいらっしゃるでしょう。
 
矯正治療＝抜歯というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、抜歯せずに矯正できる場合もあります。
 
では、なぜ矯正治療に抜歯が必要なのか、また抜歯しなくても矯正ができる方法についてもお話しします。
 
 

歯並びが悪くなる主な原因は、歯の数や大きさに対して顎が小さいためです。
 
限られたスペースに歯をきれいに並べようとすると、顎の大きさに歯を合わさなければいけません。
 
そこで、抜歯して歯並びを整える必要が出てきます。このように矯正治療で抜歯することを、「便宜抜歯」といいます。
 
一般的には小臼歯という歯を抜くことが多くなります。
 
なぜなら、小臼歯は前歯から数えて4番目にある歯で、抜歯しても健康への影響が少ないとされているからです。
 
歯並びが整うと、見た目だけでなくかみ合わせも良くなり、健康にも良い影響があるといわれていますから、そのために健康への影響が少ない歯を抜くということになります。
 
 

「スライス矯正」とは、歯の側面のエナメル質をほんの少し削る(スライス)ことによって、歯を並べるスペースを確保する矯正治療です。
 
「スライス矯正」のほかに、「ストリッピング」「ディスキング」「IPR」とも呼ばれています。
 
歯並びがあまり複雑でない場合や、抜歯すると逆にスペースが余ってしまう場合に、歯を少し削るだけで歯並びを整えられやすくなります。
 
「歯を削るの？」と驚かれるかもしれませんね。
 
削る厚さは、わずか0.25～0.5mm。歯のエナメル質は厚みが1.5mmありますから、削ってもとくに心配のない範囲です。
 
また、削ったところは十分に研磨してフッ素を塗るなどむし歯への対策もしますので、ご安心ください。
 
そのほかにも、抜歯による矯正と比べて治療期間が短くなる、削る箇所がエナメル質のため痛みを感じないなどのメリットもあります。
 
ただし、「スライス矯正」には医師の高度な技術と経験が必要ですので、信頼できる歯科医院を選びましょう。
 
 
美希デンタルクリニックでは、確かな技術力と豊富な経験をもとに、さまざまな矯正治療を提供しております。
 
歯並びで気になることやお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。