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2024年3月アーカイブ

こんにちは、歯科衛生士の寺岡です。

このたび、「臨床歯科麻酔認定歯科衛生士」の資格を取得いたしましたのでご報告させて頂きます。

この資格のことを知ったのは、知り合いの歯科衛生士さんから勧めらたからで、そこから興味を持ち色々調べ始めました。

私たち歯科衛生士は、学校で麻酔はできないと習いましたので初めて聞いたときは
「え?歯科衛生士が麻酔できるの?」と思いました。

しかし、是非麻酔について学びたいと思い今回受講の申し込みをしました。

講習会は大人気で、申し込み開始時間にスタンバイして臨みましたが、希望日は一瞬で満席になってしまい、なんとか別日で予約をする事ができました。

興味のある歯科医療従事者は多いみたいですね(#^.^#)


事前に送られてきたテキストを予習して、当日ワクワクして会場に向かいました。
会場はたくさんの歯科医師、歯科衛生士さんが休日にもかかわらず参加されていました。

始めに、法律の正しい解釈や、過去の厚生労働省からの通達などの講義です。

そこで歯科衛生士が麻酔をすることのできる根拠を学びました。

その後、歯科麻酔学、偶発症への対応などの講義がありました。

講師の先生方のお話がとてもわかりやすく、難しい内容でしたが、なんとかついていくことができましたが、久しぶりの講習会参加だったので、ちょっと疲れました(^^♪

お昼休憩をはさみ、体力を回復させ午後の講義と実習へ臨みます!

午後からは、実習とテストがメインです。

実習では歯科麻酔・窒息対応、救急救命処置、ロールプレイングなどをしました。

窒息時の対応で「ハイムリック法」は有名ですが、ハイムリック法はとても難しく、おなじグループ内でできた方は1人しかいなく、私も全く成功できずとても不安になりました。

しかし、ハイムリック法は難しいので、「腹部突き上げ法」が適していると教わっていたので、腹部突き上げ法を試したところ、少ない力で成功することができました。
「これなら私でもできそう!」とホッとしました。

今まで、幸いではありますが窒息の現場にであったことがなかったのですが、
窒息=ハイムリック法
と覚えていたので、腹部突き上げ法を学べて本当に良かったと思いました。

そのほかにも、実習をおこなうことで、講義の内容を復習しながら理解することができたので、非常に勉強になりました。

そしていよいよ認定試験です。

思っていたよりも難しかったので、合格通知を受け取った時はとてもうれしかったです。

臨床歯科麻酔認定歯科衛生士の資格とは、取得すればすぐに歯科衛生士でも歯科麻酔ができる。
というわけではなく、一定の条件を満たすことで、歯科診療の補助としての麻酔を歯科衛生士が行うことが可能となるとういことで、さらには、主治の歯科医師による個々の能力を判断した上での指示も必要となります。

資格の取得がゴールではなく、ここからスタートと理解し、フォローアップセミナーなどの受講をしながら
さらなるスキルアップを目指し、安心して患者様が受診できるように努めていきたいと思います。

歯科衛生士  寺岡

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