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乳幼児のサプリメント利用について~後編~

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こんにちは☆スマイルクリエーターの窪田です。
先日のブログ(https://www.miki-dental.info/miki-dental-staff-voice/2015/07/post-929.html)で取り上げました乳幼児のサプリメント利用について、今回は子どもの偏食や栄養、サプリメントの必要性について述べていきたいと思います。

子どもの偏食について
食事とは、健康保持や栄養摂取のみでなく、社会性を養うこともできる、生活の中での大きな楽しみでもあります。
これは幼児に関しても同じことが言えます。
幼い頃は初めて口にするものも多い為、好き嫌いが明確に出やすくなり、最初のインプットされた味覚はその後も残っていることが多くあります。
つまり、幼い頃に得る食習慣は、その後の生涯の食習慣の基礎となるため、望ましい食習慣を身につけることが大切なのです。
しかし、日々食事をする中で子どもの好き嫌いをなくすことは簡単なことではありません。
お子様も自我が芽生えているので、好き嫌いという感情を持っていることはごく自然なことなのです☆

飽食の時代と言われているほどなので、ひとつの食材が食べられないからといって、それだけですぐに栄養不足になることはありません。
代わりになるものを見つける、多くの食材をバラエティ豊かに食べることで、健全な食生活を維持することは可能です。

成長に必要な栄養
では、実際にどのくらいの栄養が必要なのでしょうか。
食事摂取基準と呼ばれる、健康な個人または集団を対象として、国民の健康の維持・増進、エネルギー・栄養素欠乏症の予防、生活習慣病の予防、過剰摂取による健康障害の予防を目的として作成されている基準をもとに3-5歳児の主な栄養素とエネルギーを見てみましょう。


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厚生労働省が発表している実際の摂取状況調査結果によると、カルシウムや鉄分が不足しがちであることが判明いたしました。
カルシウムは骨や歯の主な構成成分であり、鉄は血液に必要な栄養素で、どちらも生命を維持する上で重要な生理機能の調節を担っています。
反対に、食塩が摂りすぎでした(平均値5.9g)。
また、脂質については27.6%で、幼児に望ましいとされる目標量(20%以上30%未満)の後半という結果となっており、食の洋風化傾向が反映していると考えることが出来ます。
食塩や脂質の過剰摂取は、生活習慣病の早期発症を促す一因ですので、米を主食とし、魚介類や野菜、大豆製品などの多様な食品を組み合わせた薄味の和食の良さを見直し、食塩や脂質の過剰摂取に注意しましょう。

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食事のバランスガイド

...とはいえ、何をどのくらい食べるといいのか分からないという方に☆
1日の適切な食事内容および量が、主食・副菜・主菜・乳製品・果物の順に、コマのイラストを用いて分かりやすくあらわされている「食事のバランスガイド」を参考にされることをお勧めいたします。
コマは食事のバランスが悪くなると倒れてしまうこと、運動(コマの回転)によって安定すること、水やお茶などの水分が大切な軸であることなど、現代の食事についての注意点が盛り込まれたものとなっています。
また、お菓子やジュースなどの嗜好品はコマを回す紐として描かれており、「楽しく適度に」と注意書きがあります。

偏食への対応
上記でも少し述べていますが、好き嫌いの原因には、単にその食べ物を食べ慣れていない、以前食べたときに嫌な思いをした、親自身がその食べ物が苦手、ということ等が考えられます。
1つ食べられなくても栄養不足にはなりませんが、大地の恵みや生命のありがたみを感じ、食事を楽しむことで苦手を克服できれば幸いです。
決して無理に食べさせるのではなく、調理法や味付けを工夫するなど、時には子どもと一緒に苦手な食べ物を調理するなど、子どもの意欲を引き立てながら好き嫌いを克服しましょう。
そして、何よりも大切なのは、少しでも食べることが出来た時にたくさん褒めてあげることです。
子どもを見守る大人は、「いつか食べられる」「今は他の食品で補えばいい」と気持ちにゆとりを持つことが大切です。

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子どものサプリメント利用について
子どもは日々成長しています。
もちろんそのスピードに個人差はありますが、大人の見えないところで子どもは1つ1つできることが増えていくのです。
身体に必要な栄養成分は、普段の食事から十分に摂取することが可能です。
食事バランスガイドを参考に、食生活をチェックして、本当に補給する必要があるかどうかを一度踏みとどまってみては。
子どもの安易なサプリメント摂取は大人よりも影響が出やすいので、成分等しっかり把握する必要もでてきます。
どうしても食事だけでは足りなくて困っている場合は、まず保健所等の栄養士に相談し、さらに問題があれば、かかりつけのお医者さんと相談して対処するようにしましょう。
自分自身で判断せず、保健医療の専門家に相談することが重要です。

心身ともに健康な生活を取り入れるためには、楽しい食事時間が必要不可欠です。

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笑顔あふれる食卓を囲んで心を豊かに、身近な食材を調理することで体に優しい和食を中心に、健康でいることの喜びを子どもに教えてあげられる大人でいることが何よりも子どもの成長の手助けになるのではないかと感じます♪
皆様も是非今一度、自身や家族の健康について見直す時間を設けてみてくださいね(*^^*)

スマイルクリエーター 窪田 伶香

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このページは、miki-dentalが2015年7月27日 21:04に書いたブログ記事です。

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