南米紀行 パート1
あけましておめでとうございます!
美希デンタルクリニックの院長、椋本です。
当院はこの冬も長いお休みを頂戴いたしましてありがとうございました。
スタッフともども英気を充分に養って今年もよい治療、よいサービスを提供させていただきますので本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、みなさんはお正月をいかが過ごされたでしょうか?
私は今回、南米へ世界遺産の見学目的で行ってまいりました。
主な見どころとしてはアルゼンチン・ブラジルの国境にあるイグアスの滝、ペルーのマチュピチュ遺跡、同じくナスカの地上絵です。
往復機内を含めて11日間の長旅でした!
羽田からロサンゼルスに渡り、ついでペルーの首都リマでさらに乗り換えて最初の目的地のイグアスの空港に到着したのは出発からほぼ24時間経過後でした。
以前行ったメキシコも遠いなあと感じましたが今回はさらにそう思いました。

その中でもここは世界最大の大きさを誇っているそうです。
滝の水量は毎分36億リットルもあり、ナイアガラの1億7000万リットル、ヴィクトリアの5億リットルと比較してもその巨大さがわかります。
滝の幅も2.7キロ、数もピーク時には300近くもあり、その迫力をして、ここに訪れたアメリカ合衆国のF・ルーズベルト大統領夫人が「かわいそうなナイアガラ!」と言ったといわれています。
観光にはアルゼンチン側、ブラジル側のそれぞれの特色があり、アルゼンチン側では最も巨大な滝である「悪魔の喉笛」を眼下にすることができます。
まずは広い公園内を入って小型の列車に乗り、さらに20分ほど遊歩道を歩いていくと晴れているにもかかわらず霧がかってきて前が見えにくくなってきました。
あまりの水しぶきに視界が遮られるのです。
傘を持参しても用をなさないレベルでカッパを着用しましたがそれでも台風の中にいるくらいの水を浴びます。
『世界一の滝といってもそんなにたいしたことないだろう』と思っていましたがまさかこれほどまでの水量とは考えもみませんでした!
防水のカメラで助かりましたがシャッターチャンスもほとんどなく、かなり引かないときれいに全景が映りませんでした。
今まで訪れた世界遺産のなかでも迫力のある風景NO1といえます。
昼食後は国境を越えてブラジル側に移りました。
今度はアルゼンチン側と違い、各滝を見上げる形になります。
「悪魔の喉笛」も距離ができ引いたアングルになりました。
こちらはひとつひとつの滝が大きいのが特徴です。
どちらの国側もそうですが、かなり滝に近接するところまで歩いていけるので安全面を重視する日本では考えられないなあと思いました。
実際、過去に歩道や橋が流されてしまった事故もあるとのことでした。
まさに半分命がけの観光ですね。

30分ほどバスで移動してヘリの発着場につき、運よくすぐに搭乗です。
少しの天候不良でも何時間も待たされたりや、中止になる中で「晴れ女」の面目躍如です!
離陸してしばらくすると眼下に滝の群れが見えてきました。
「悪魔の喉笛」も上から見ることによってその形状がはっきりわかりました。
歩道ではあまりのしぶきにわかりませんでしたが、要するに広い川の一部が大きなシャベルでえぐったようになっているのです。
地殻変動なのかどうかはわかりませんが自然のすごさを実感させられる景観です!

これは滝の間際までエンジン付きのゴムボートで迫るというものでカッパを完全装備するかいっそ水着で挑むかという水浸し必至のツアーです。
日本人はほとんど全員がカッパでしたが西洋系や南米の方々は水着で乗り込んでいる人もいらっしゃいました。
私は日本でもラフティングや川下りを多々経験していて『水を浴びてもUSJのジュラシックパーク程度かな?』くらいに考えていましたがさすがに海外は自己責任の国らしく、容赦なくほぼ滝の真下まで連れて行かれて視界も何もない状態になりました!
天然の滝を体中に浴びていっそすっきりいたしました!
滝の水流が少ない冬期は開催されないので南半球が夏期で本当に良かったです。
丸1日かけてイグアスの滝を満喫して次はまた飛行機でペルーのクスコに向かい、いよいよマチュピチュを目指します!
(つづく)
院長 椋本美希