「フレッチャーさんの噛む健康法」



今回私が読ませていただいたのは「フレッチャーさんの噛む健康法」という本

フレッチャーさんとは歯学界では有名な方で、「フレッチャーイズム」という食事の仕方をベースとした健康法を創始された方です

この本は、彼がその健康法を創るまでの伝記と、その実践方法をわかりやすく紹介したものです。
1889年に40歳であった彼は、時計

若い頃に貧しかったこともあり、美食


おかげで170センチほどの身長でありながら、100キロを超える、現代で言うところの「メタボ中年

そんな日々を繰り返す中で体調不良になり、万が一があっては大勢の社員が路頭に迷ってしまうと、生命保険に入ろうとしました。
ところが、健康診断でひっかかり、保険会社に加入を断られてしまいます。
そこで、それまでの贅沢を改め、会社も譲って健康になることだけを考え、やがて食物の噛み方によって得られる健康法を編み出すことになったというのが伝記の概要です。
結局、彼が生み出したのは要約すると以下のような簡単なことでした。



簡単ではありますが、忙しい現代社会では達成するのはなかなか難しいことですね。
結局彼は健康体を取り戻し、70歳で亡くなるまでボランティア活動と自身の食事法を広めるために世界中をまわったそうです。
彼は30代のころ、日本に数年滞在していたそうです。そこで交流を深めた日本人達がたいへん痩せているのに、非常に働き者であることで、健康に興味を持つようになったそうです。そのことを思い出して、参考にしたようです。
そうです




なぜ、我々日本人がここまでの長寿国になったのかも、この本を読んでわかった気がしました

歯科に携わっていない方でも充分に楽しめる本なので、みなさんもどうぞ

興味のある方にはクリニックで




院長 椋本 美希