歯周病について

歯周病は、歯茎から始まり、歯周組織を破壊し、最終的には歯を失う原因になる病気です。歯周病は、初期段階では自覚症状がないため、放置していると進行してしまうことがあります。しかし、歯周病は早期発見・早期治療することが大切です。今回は、歯周病のセルフチェック、セルフケア、プロケアについて解説し、口臭、歯ぐきの出血、歯石、知覚過敏についても説明します。

◆歯周病のセルフチェック

歯周病の初期症状として、歯ぐきの腫れや出血が挙げられます。歯ブラシを使って歯を磨いた後、歯ぐきが腫れたり、出血したりする場合は、歯周病の可能性があります。また、歯と歯ぐきの境目にある溝(歯周ポケット)に、歯ブラシの毛先を当ててみて、痛みを感じる場合も歯周病の可能性があります。そのため、口内の状態をチェックすることで、早期発見・早期治療することができます。

◆歯周病のセルフケア

歯周病を予防するためには、正しいブラッシングやデンタルフロスの使用が大切です。まずは、歯ブラシを垂直に立てて、歯と歯ぐきの境目を優しく磨くようにします。歯ブラシの毛先を歯周ポケットに入れ込まないようにしましょう。また、歯ブラシで磨きにくい場所には、デンタルフロスや歯間ブラシを使用すると効果的です。さらに、歯石を定期的に取り除くことも大切です。

◆歯周病のプロケア

歯周病は、歯科医院でのプロのケアも必要です。歯科医師は、歯周ポケットの深さを測定したり、レントゲンを撮影したりして、歯周病の進行具合を把握します。また、歯石を取り除くクリーニングや、歯周ポケットの中に

歯周病が進行すると、歯周ポケットは深くなり、炎症が慢性化してしまいます。このような状態になると、歯肉から歯石やプラークを取り除くことが難しくなります。また、歯肉から骨にかけて炎症が広がり、歯が支える骨が溶けていくため、歯が揺れて抜け落ちることもあります。

歯周病は、歯肉だけでなく全身の健康にも影響を及ぼす疾患です。研究により、歯周病と糖尿病、心疾患、脳卒中、妊娠糖尿病、早産、低体重児出産などの疾患に関連があることが明らかにされています。

歯周病を予防するためには、日常的な歯磨きや歯間ブラシの使用が重要ですが、歯科医院での定期的なクリーニングや歯周病の早期発見・治療も欠かせません。美希デンタルクリニックでは、歯周病のセルフチェック、セルフケア、プロケアについて丁寧にご説明し、患者様の歯周病予防のために最善の治療をご提供しております。また、個室での診療や待ち時間のほぼ無い診療が可能ですので、お気軽にご来院ください。

最後に、歯周病の予防には、日々の自己管理が欠かせません。毎日の歯磨きや歯間ブラシの使用、定期的な歯科医院でのクリーニングや歯周病のチェックを習慣化し、健康な歯と歯肉を保ちましょう。